カワウソが子供を産むシーンを見たことがある人は、動物園や水族館の飼育員さんを合わせても非常に少ないです。

そのため、カワウソが出産するのか産卵するのかを知らない人もたくさんいます。

そこで今回は、カワウソは卵を産むのか?どうやって産むのか?についてまとめました。

カワウソ 卵

カワウソの卵ってある?

カワウソは哺乳類です。

哺乳類全てが胎児を出産するのかと思いきやそうではなく、カモノハシのように卵を産む生き物もいます。

ではカワウソはどうなのかというと、カワウソは卵ではなく人間と同じように胎児を出産します。

ではいったい、どうやって出産するのでしょうか?

妊娠・出産

カワウソは一夫一妻制で、一年中妊娠、出産をすることが出来ます。

繁殖期というものが決まっているわけではありませんが、乾燥している季節に恋に落ち、梅雨のじめじめとした時期に出産することが最も多いとされています。

妊娠期間はおよそ60日程度ですが、妊娠の兆候が分かりにくいため、気付いた時から2週間や3週間で生まれた!ということも多いのです。

基本的には一度の出産で1子~6子のベビーを産むカワウソですが、平均で2頭の子供を産むことが一番多くみられています。

カワウソは2歳で性成熟を迎え、10歳前後まで出産することが出来ます。

Sponsored Link

子育て

人間や他の動物もそうですが、妊娠したら子育てまで女性先導のことがはるかに多いですよね。

しかし、カワウソの中の《コツメカワウソ》という種類は、母親、父親に限らず兄弟姉妹も協力して、家族みんなで子育てをします。

一度に複数産まれるカワウソは父親が場所を移動させてあげたり、泳ぐ練習を一緒にしている姿も見ることが出来ます。

最初は体重50gほどのカワウソですが、生後1ヶ月~40日ほどで目が開き、およそ3ヶ月の授乳が終わるころには1200gほどになります。

体長も10cm前後から30cmほどに大きくなり、自分で餌を食べることが出来るようになります。

このようにカワウソは基本的には母親だけではなく父親も積極的に子育てに参加するのですが、全く参加しない場合もあるので人間と同じ、“育児に向いている性格”もあるのです。

まとめ

今回はカワウソの出産や子育てについてまとめました。

カワウソが卵を産むと思っている人が多いですが、カワウソは哺乳類で、胎児を出産します。

育児は両親だけではなく、兄弟も一緒になってしていることが多いです。

Sponsored Link