動物園や水族館などに遊びに行くと時たま見かける“カワウソの赤ちゃん”の文字。
小さくてとっても可愛らしいのですが、カワウソの妊娠期間ってどのくらいなのでしょうか?
という事で今回は、カワウソの妊娠期間、そして見分け方についてまとめました。
カワウソの妊娠期間
カワウソは非常に繁殖させにくい生き物です。
また、妊娠したことが分かりにくい生き物でもあります。
コツメカワウソの妊娠期間は通常60日~64日、およど2ヶ月程で出産に至ります。
ユーラシアカワウソはコツメカワウソよりも体が大きいため、60日~70日の妊娠期間があります。
そしてユーラシアカワウソよりも体の大きなツメナシカワウソは70日~75日程度とされています。
ユーラシアカワウソやコツメカワウソは動物園や水族館などでもたくさん飼育されているので妊娠のデータが増えてきていますが、ツメナシカワウソは日本でも10頭ほどしかいないため、データがとりにくいです。
また、妊娠したのか単に太っただけなのか見分けもつきにくいです。
妊娠の見分け方
カワウソの妊娠のハッキリとした見分け方は今のところ見つかってはいません。
体温の多少の変化はありますが、それが妊娠によるものだと断定することは難しいのです。
カワウソは特に繁殖期が決まっているわけではなく、一年中妊娠することが可能なのでますます分かりにくいです。
明らかに妊娠したとお腹や体重を見て分かるのが1ヶ月以上たってからなので、気付いて3週間後には生まれることが多いです。
カワウソの子育て
カワウソの中でも、コツメカワウソは両親揃って子育てをする姿を見ることが出来ます。
それどころか、兄弟や姉妹まで子育てに参加してくれるのです。
赤ちゃんが餌をとれなかったときは、他のカワウソが分けてあげる一面なども見られています。
また、お父さんが泳ぎを手伝ったり移動をさせてあげたりするため、赤ちゃんが生まれたばかりの時はカワウソ全体が展示中止となることもあるのです。
まとめ
今回はカワウソの妊娠期間や見分け方についてまとめました。
カワウソの妊娠期間はおよそ2ヶ月ほどで、見分け方は今のところはっきりとはわかっていません。
コツメカワウソの家族は、母親だけじゃなく家族全体で子育てに協力をします。