動物園や水族館などでカワウソを観察していると、石などでジャグリングしている姿を見かけることがありますよね。
これはいったい何の目的でしているのでしょうか?
ということで、今回はカワウソがジャグリングをする理由についてまとめました。
カワウソのジャグリング
カワウソは石で遊ぶことが大好きです。
器用な5本の指と手のひらを使って石ころを掴み、仰向けになってポンポンと投げ始めます。
1つの石を投げては拾って、たまに落としたりして遊んでいるカワウソもいれば、なんとお手玉をしているかのように2つ、3つの石を器用にジャグリングするカワウソもいます。
これはカワウソの良くみられる光景なのですが、いったいなぜなのでしょうか?
ジャグリングをする理由
カワウソはイタチ属で、大きく分けるとラッコと同じ仲間であると言われています。
ラッコはお腹の上に貝をのせ、石で割って中身を出して食べます。
カワウソもそれを真似しているのか、はたまた本能なのか、同じようにやっているのです。
体勢を変えるときは上手に胸のところで石を抱えてこちらを見てくるので、可愛い以外の何物でもありません。
カワウソの習性
他にもカワウソは可愛らしい習性がたくさんあります。
たとえば野生のカワウソは、岩場の隙間や穴に手を突っ込んでカニなどの獲物を捕ります。
なので、飼育下におけるカワウソも、隙間があれば手を突っ込んで物を取ろうとします。
洗濯機のものを引っ張り出したり、動物園や水族館などでは筒の中に手を入れて、握手が出来るところもあります。
また、与えられた餌やとってきた餌はその場で食べることはせず、一旦陸や岩の上に並べ、ある程度たまってから一気に食べます。
この行動がまつりの模擬店を開くかのように見えることから獺祭(かわうその祭り)と言われ、あの有名な日本酒の獺祭もここからきています。
まとめ
今回はカワウソがジャグリングをする理由についてまとめました!
カワウソはラッコの真似をして石で遊んでいると言われています。
カワウソの習性はかわいらしいものが多くて、見ている人を魅了させます。
今度水族館や動物園に行ったらカワウソの石遊びを観察してみてくださいね!