シュッとした体に長い尻尾、くりっとした目に愛らしい耳…。
さて、これはカワウソでしょうか?
イタチでしょうか?
実は、カワウソもイタチもこの条件に当てはまるのです。
ではいったい、カワウソとイタチは何が違うのでしょうか?
ということで、今回はカワウソとイタチの違いについてまとめました。
カワウソとは
カワウソはネコ目(食肉目)イタチ科カワウソ亜科に属している哺乳類を総称して言う言葉です。
胴体が細長く、小さな耳がついています。
泳ぐのが上手ですが水中で呼吸は出来ず、水に潜る時は耳や鼻を閉じています。
ラッコもまたカワウソ亜科の仲間ですが、ラッコは陸上で行動することは出来ません。
カワウソは魚や貝類を好んで食べます。
イタチとは
イタチは、ネコ目(食肉目)イタチ科イタチ属に分類される哺乳類を総称していう言葉です。
たとえば、イタチ、フェレットやミンク、オコジョも大きく分けるとイタチになります。
細長い胴体に丸くて小さな耳がついていて、つぶらな目がくりっとしているのが特徴的です。
ネズミなどのげっ歯類の他に、植物なども食べる雑食性です。
イタチ横断は日常風景 pic.twitter.com/jZsV1xf2C7
— トレイン (@RiderTrain0811) 2017年6月28日
イタチとカワウソの違い
イタチもカワウソも、大きく分類するとイタチであることが分かりました。
見た目もよく似ているため、川などで見間違えられることもあります。
二ホンカワウソは2012年に絶滅種に指定されましたが、未だに目撃情報が出ることがあります。
しかし、全てイタチなどとの見間違えで、実際に二ホンカワウソがいたという報告は今のところは上がっていません。
体型や顔が似ているため、遠目で見たら見分けがつかないことがほとんどなのです。
イタチはカワウソと違って山の中に暮らすことも多いです。
今、日本には野生のカワウソがいないので似ているものを見たらまずはカワウソは除外しても良いでしょう。
まとめ
今回は、イタチとカワウソの違いについてまとめました。
イタチもカワウソも同じネコ目のイタチ科です。
ひとまとめにするとどちらもイタチですが、野生のカワウソは現在絶命種に指定されており、日本で観察することは出来ません。
イタチは主に山奥に生息することが多いですが、カワウソは水辺に生息することが多い生き物です。